ももちゃんの数行日記 (2006/02)

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2006/02/12(日)

出張のため福岡へむかう.搭乗ゲートに向かっていたら, 「ちばき屋」の文字が見えて,時間もちょっとあったので思わず食ってみる^^;. ごく普通のあっさりしたラーメンだった...orz
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福岡空港からまずは天神にあるホテルへ向かう. 特にプランなく来たので,下調べも何もしていない^^;. ホテルはチェックイン時間前だったので, インターネットで調べるのもちょっと面倒な状況.
まあ,ネタ本としていつもの「いい街すし紀行」と「ベストオブすし in pocket」を 持ってきているので,それに出ている店を訪ねることに決めた. というわけで,小倉駅に移動するべく博多駅方面に散策しながら向かう. ホークス居酒屋を発見して,九州に来たんだなぁと感じる^^;.
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乗り換え案内で調べたら「ソニック号に乗れ」と出たので, それに従って小倉へ.新幹線を使うコースも出たが, 急いではいなかったのでさすがにそれはやめた^^;. ソニック号では一両の中に指定席部分と自由席部分があった. 混み具合とか全然分からなかったので指定席にしておいたが, 自由席でも大丈夫だった感じ.
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小倉は駅からモノレールが出ていて,けっこう特徴のある駅前. 本を頼りに10分ほど歩いて「寿司 もり田」を目指す. 歩いていたら目の前のビルがそうだった^^;. しかし,店に入ると夜まで満席と言われてしまった.残念.
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手元のタネ本には,小倉の店が他に二軒出ている. (まあ,一軒しか出てなかったらさすがに電話で確認してから移動するだろう^^;.) というわけで,次のターゲット「はま秀寿司」を探して 魚町(うおまち)をふらふら歩き.いい感じの路地とかあっていいなー. 特に目的がなかったら入っただろう店が何軒も^^;.
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住所を頼りにその付近を徘徊したが見つからず. 15年前の本だからなぁ^^;.つぶれちゃったかなぁ...

もう一軒あった「天寿し」の方を目指す. こちらはすんなり見つかった:-D. 16:00頃の変な時間だったので,客は私だけ.
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手洗いがついたカウンター.昔ながらの造りですねー. 話には聞いてたけど初めて本物をみた. 最初にかるく酢に漬けたキュウリが出てきました. 塩を付けて食べるとうまい.
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タイラ貝の炙り,なにか?^^;,ミズイカ. ミズイカはアオリイカと似た種類のイカらしい. 持っていった本では同じものという扱いになっていた.
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フグの白子の炙り,カキの炙り,フグ. 炙った握りが多めだ.でも,確かにフグの白子は少し温めると, コクがより良い感じになってうまいんだよなー. 最近,炙り握りが流行っているからかと思ってそれとなく聞いてみたら, そういうわけではなくて以前からやっているとのこと. まあ,美味しければなんでもOKなわけですが:-D.
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鯛の炙り,ウニ,鮃.鯛が初めて食べる食感だった. 厚めに切った身が心地よい感じ. ウニも小振りだがとても美味しかった.
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生の車海老,炙りさざえ,トビウオの卵. 炙ると歯ごたえも変わって,さざえも初めて食べる味でした.
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さえずりの炙り,海老の頭. ネタケースに変わったものが見えたので聞いてみたら,さえずりでした. それは食わねばと言うことで,注文. これも軽く炙られていて,とろける舌触りでとても美味しい.
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あなご,子持ち昆布.穴子も炙られて出てきました.
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「はま秀寿司」が見つからなかった話をしたら, 「いや,まだあるはずですよ」と言って探してくれた^^;. どうやら移転していたようです. 新しい住所と電話番号をわざわざ調べていただけました.感謝(_ _).
やはりフグの白子は最高だった:-D. そのほかのネタも美味しかった.全体に味が薄めで,関東と比べると 塩はかなり少なめ,甘みも少なめという感じでした. このときはこういうのが九州の傾向なんだろうと思ったんだけど, 違うことが次の店で分かったのでした.

教えていただいた新住所「鍛治町1-3-10」を探しつつ,ふらふらと街を散策. 商店街に続いて市場が延びている. 地図を見つけたので見てみたら, 鍛治町はモノレールを越えて反対側だったので,そちらへ向かう. モノレールを越えるまでは商店街と飲食店ばかりだったけど, こちらは飲み屋や風俗店,オフィスビルが多い. 細かい店の雑居ビルがあったりして. そうしたら,その一角に見つけました. 名前が「新 はま秀寿司」になってたけど,たぶんこれですねー.
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最初自動ドアが開かなくてまだやってないのかと思った^^;. 手で開けて中に入ってみたら,電源を入れてなかったようで.
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ネタ本を見せたら懐かしいと言われる.15年以上前の本だもんなぁ^^;. 話の流れで,店に保存してあった古い本を持ってきてくれた. おお.さっきの「天すし」の先代も出てるぞ.
ネタ本を見せたおかげで,いろいろと話を伺えた. 久兵衛で修行をした後に小倉に戻ってきて,昭和37年に店を開けた. それ以来,仕事の仕方はほとんど変えていないそうです.
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インドマグロの大トロ,イシダイ,鮃. 鮃はメモをとっていたら写真を忘れていたようだ^^;. どのネタもでかい.他店の1.5〜2倍サイズ? 大トロに塗ってあった煮きりはかなり関東っぽい味. イシダイはたぶん初めて食べたと思う.これも脂がのっていてうまい.
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ウニ,イカ,サバ.サバはかるく酢締めしてあった.
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穴子,牡蠣,フグ.やはりどれもでかい! 穴子はとろけるタイプを炙ってあって幸せ. 牡蠣はタバスコも使ってちょっと変わった味付けがしてあった.
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どれもでかいばかりじゃなくて,ちゃんとそれぞれに合った味付けがされてます. 基本的に修行した江戸前の味付けを守っているとのことで, 全体に甘辛い関東の味を楽しめました:-). あ,でも,シャリは「砂糖を使わないのはこっちでは難しかった」と言ってました. やはり土地とネタに合わせて変えてるんですな.
「大きさも味も昔のまま」という寿司はとてもいい体験でした. リーズナブルな値段もすばらしい.またすぐに来たい店ができたなー.


感想はももちゃんまで (^^)/.


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